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書類審査用プロフィールのサンプル

オーディション当日に気をつけたい事

着到

耳慣れない言葉かもしれませんが、芸能界では「到着」の事を「着到」(ちゃくとう)と言います。
特に舞台関係では多く使われます。楽屋口に掛けてある名札の表示板を「着到板」と言います。
いくつか意味がありますが、芸能界では歌舞伎の座頭が楽屋入りする事を表していたようです。

大体どこの事務所やプロダクションでも「15分前着到」が基本です。
オーディション会場に着いたら、事務所に「着到」報告を入れるのが一般的です。

それに習って、事務所に所属していない方も、オーディション会場には15分くらい前に着くようにしましょう。
時間ぎりぎりで焦るのは、メンタルコントロールでも最悪です。常に余裕を持った行動を心がけましょう。

待ち時間

多くの場合、オーディションでは男女別、受験するコース別、受験する役別に集合時間が異なります。
受験者が固まらないように、主催者が配慮しています。

とは言え、そのときの状況に応じてスケジュールは大幅に変更される事がよく見かけられます。

先ず大切なのは、時間が押す(遅れる)のは「当たり前」だと思う事です。
時間がどんどん変更になって主催者を恨むより、本来、オーディションとは延びるものだと思えば良いのです。
一旦、受付を済ませると外に出られない事も多いので、「食べ物・飲み物」は十分に用意していきましょう。

また、待ち時間を穏やかに過ごすために、読みかけの本、携帯音楽プレーヤーなどを準備していきましょう。
待ち時間中、課題になっている台詞や曲を延々と繰り返して練習するのは、疲れるうえに緊張が増しますので、絶対にやめましょう。

ウオーミングアップ

たいていの場合、ダンスや歌のアップ場所が用意されています。(時間が与えられる事もあります)
控え室でよく見かけるのは、待機している時間に「ずっと歌い続けている」「ずっと踊り続けている」方です。
それも、難しいサビの部分だけを延々と全力で歌っている人はどこの会場でも見つけられます。

たとえばスポーツで考えると、水泳の決勝レースの前に全力で何本も泳ぐでしょうか?
ほとんどの場合、ストレッチをして軽く泳ぎ、身体が温まってきたら少々スピードを上げる…、それくらいだと思います。人によって違うでしょうが、せいぜい本番の4~6割くらいまでしか力を出しません。

本番の前に疲労しては、何の意味もなくなってしまうからです。

歌やダンスも同じで、せいぜい4~6割くらいまでアップすれば十分です。少し時間がたてば、どんどん血行が良くなり、とても身体が動きやすく、声が出やすくなります。

ずっとアップをし続けるより、3~4分声を出して(動いて)2分休む、のようにインターバルを空けてアップをする方がずっと効率は良いものです。発声練習で言うと、休みながら40分もやれば、かなり多い方でしょう。発声練習の強度は、通常の4割くらいで十分で、大きな声を出さなくても大丈夫ですし、最高音も出さなくて大丈夫です。

大切なのは、日頃の練習を信じて、それが出せる程度のウオーミングアップができれば大丈夫だと言う事です。

控え室で歌い続けている人は、心の不安を打ち消そうとしている人、自分の歌がすごいんだぞ~!と、周りの人を威圧しようとしている人、そのどちらかです。無駄ですね。

どちらも疲れて緊張して、何の意味もありません。百害あって一利なしです。
あなたは気にしないで、笑いながら横目で眺めていて下さい。
あなたは、自分のペースで落ち着いてウオーミングアップをして下さい。

態度

オーディションは受験者のためにある訳ではありません。主催者が必要とする人材を集めるために行うのですから、異常なほど低姿勢である必要はありません。また、落とされる事ばかりを考える必要もありません。

自分の人間性と技術を披露する会場だと思って、のびのびパフォーマンスして下さい。
主催者に対する敬意と謙虚さがあれば、必要以上にへりくだる必要はありません。

主催者も良い人材が見つかる事を期待しているのです。

劇団四季向け オーディションの合格に向けて(臨時掲載)

提出書類について

どんなオーディションでも受験に際して
先ず必要になるのが応募書類の提出です。

劇団四季の場合、提出する書類は7種類あります。

このどれかが欠けても審査対象にならない可能性が高いと考えて下さい。

  1. 履歴書・芸歴書
  2. 写真
  3. 応募票
  4. 応募理由(いわゆる作文と呼ばれているもの)
  5. 歌と台詞の録音サンプル(デモ音源などとも呼ばれます)
  6. 伴奏用楽譜・台詞台本
  7. 返信用封筒(A4サイズ2通)

これで全部です。
劇団四季のホームページ>劇団四季とは>オーディション情報>募集要項で開くことができます。募集要項には提出書類について詳しく書かれています。ダウンロードしたら先ず募集要項をよく読みましょう。提出物のチェックリストを作るのも良いことです。

これらの準備を短期間で行うのはかなり大変ですので、できるものからすぐに取りかかって下さい。

ここでは募集要項に書かれていない書き方のこつ重要なポイントを掲載します。

書類締め切り

今回の書類締め切りは10月21日(月)の17:00必着とされています。これに間に合わなければ、どんなに丁寧に準備したとしても受験資格がありません。

応募要項には郵送、四季芸術センターに持参が可能と書かれています。
どうすれば確実に書類を提出できるかは重要なポイントです。

一般的に日本郵便(郵便局)の速達が速く確実に届くように思われがちですが、東京都内から横浜市青葉区の四季芸術センターに郵送する場合、または芸術センターに近い場所から郵送する場合は、普通郵便と大差ありません。

地方から発送する場合は、速達であっても所要日数が地域によって異なりますから、発送する際に郵便局に必ず確認しましょう。

持参の場合、四季芸術センターがある東急田園都市線「あざみ野」に行ける方でないとだめですね。ただ、電車を使う場合考えないと行けないのは、事故や自然災害で運休・遅延が起こる可能性です。「あざみ野」は田園都市線と横浜市営地下鉄「ブルーライン」で行くことができます。とは言え、事故で電車内に長時間閉じ込められることもあります。また、締め切り日は台風が来る可能性がありますので、電車が長時間運休する場合もあります。

持参する場合はこれらを考慮に入れてぎりぎりにならないように心がけましょう。

私がお勧めする最も確実で早く着く方法は、ヤマト運輸のメール便速達です。

料金は180円でA4サイズも同じ料金で送ることができます。首都圏であれば、前日の午後4時までにコンビニに持ち込めば、翌日には届きます。ヤマトの営業所でしたら7時くらいまで大丈夫なところもあります。(地域によって違いますのでお店に確かめて下さい)

なお、遠隔地から発送する場合は翌日必着でない可能性もありますので、必ずお店に確認して下さい。A4サイズを郵送する時に必要な封筒は角2サイズの封筒です。写真が入っていますので、折らないで下さい。

書類提出に際して気をつける点

1.履歴書・芸歴書

まだ会ったことのない審査員にあなたの事を伝えるツールは4つです。
履歴書・芸歴書、写真、サンプル音源、応募理由(作文)です。
この4つであなたのことを伝えなければ、実技審査に臨めません。とても重要なアイテムです。

履歴書・芸歴書に記入する際に絶対忘れてはいけないのがA3に拡大コピーすることです。2枚コピーしておいて、下書き用と提出用を作りましょう。拡大コピーをし忘れる人が必ず存在します。

履歴書・芸歴書の「履歴書部分」は特に説明の必要はないと思います。

「芸歴書部分」は少し解説が必要です。

レッスン歴

「レッスン歴」の書き方ですが、

(舞踊)バレエ 山川海子先生 山川バレエ研究所 2002年4月~現在 週4回 

のような書き方です。(声楽)も同様ですが、個人の先生が多いので、名前だけでも大丈夫です。授業で受けていた場合は「〇〇専門学校」などと書きましょう。
(演技)は、学校で受ける場合が多いので、学校名を。短期間のワークショップ等もそれと分かるように書きましょう。先生の名前は姓名ともきちんと書きましょう。

これまでに受けたレッスン歴が乏しいので、2~3回レッスンを受けた先生まで書く方がいますが、無意味ですし、先生に失礼ですからやめましょう。どれほど多くのレッスン歴を書いても、読む側はプロですので、きちんとしたレッスン以外は一目で見抜かれます。無意味なことはやめましょう。

「舞台歴」は、研究生オーディションだと、全く舞台歴がない方も多数存在するはずで、そう言った方は正直に「なし」と書いて構いません。ここで嘘を書くと、後に問題になることがあります。「虚偽記載」は絶対にしてはいけません。

舞台歴を増やそうとして高校の文化祭に出演したとか、専門学校や大学の試演会で主役をやったなどと書いても、審査する側にはほとんど評価されません。

明らかに舞台出演した、と考えられるものに絞って構いません。映像の仕事でも書いてみるのは大切です。

2010年6月 劇団××公演 「作品名」 東京芸術劇場 〇〇役
2011年9月 ××バレエ団公演 「作品名」 新宿文化センター大ホール アンサンブル
2012年2月 ××株式会社 CM「〇〇編」 ダンサー

こんな感じで良いと思います。何時、どのカンパニーで、どんな作品、どの会場で、何役で。この要素が書かれていないと舞台歴として意味をなしません。

なんでも舞台歴に書いてしまうとか、嘘の公演を書くのは絶対にやめましょう。

声域

これは歌を勉強した方、きちんとした先生にレッスンを受けている方でないと書くのが難しいと思います。女性はト音記号、男声はヘ音記号(低音部記号)で表記するのが一般的です。向かって左側に自分が出せる最低音、右側に最高音を書きます。下に書き方のサンプルをアップしました。

音域サンプルS.jpg

音域サンプルB.jpg

音楽や歌の経験がない、音域が分からない方もたくさんいるでしょう。音楽や歌に詳しい人に教えてもらって下さい。

どうしても分からない方は当センターに来ていただければお教えします。(有料)お問い合わせフォームまたは電話でお問い合わせ下さい。

2.写真

先ず大切なこと、それは写真がとても重要だと言うことです。審査員と面識がないあなたをと言う人を伝える重要なアイテムです。最も大事と言っても過言ではありません!

さて、この用紙には写真だけでなく、容姿や体型に関わることを書きます。

左上のコースを丸で囲みます。中央上には名前とフリガナ。(フリガナと書いてある場合はカタカナで書きます)

先ず、年齢だけは絶対に嘘を書いてはいけません。

身長・体重・スリーサイズは「営業サイズ」という言葉もあるくらいですから、多めに、少なめに書く人も良く見受けられます。

審査する側はプロですから、サイズがかなり違うと簡単に見抜きます。あまり大げさに書くのはやめましょう。

写真のサイズは「キャビネ判」で、実際のサイズは127mm×178mmで、2L判に相当するサイズです。かなり大きいので写真店やショッピングセンター、コンビニのプリンターを利用すると良いでしょう。自分でプリントする時はよほど自信がある場合にした方が無難です。ただ、写真店でプリントしてもらうと時間がかかる場合があるのと、かなり割高です。注意しましょう。

写真の裏には必ず氏名と受験コースを油性ペンで大きめに書きましょう。
これはどのオーディションでも必ず行いましょう。写真がはがれ落ちた時、誰のものか分からなくなるのを防ぐためです。もちろん、のり付けもしっかり行いましょう。写真の裏全面にのりをつけずに、一番上側の「ノリシロ」に相当する部分に糊をつけて貼りましょう。

ダンスコースの方はレオタード・水着・タイツなどと書かれていますが、レオタードを選ぶのが一般的です。ダンスをやっている方ならレオタードを持っているのが自然です。

写真の撮り方

これはやめよう!

初めてオーディションを受ける方によく見られることですが、スナップ写真や自分で撮った写真を提出する方です。絶対に悪いとは思いませんが、最初に書いたとおり、写真は直接会う前に、あなたと言う人を審査員に伝えるための数少ない、そして最も重要なアイテムです。

書類選考を通過したいのなら、良い写真を撮らなくてはなりません。男性女性を問わず、あなたが最もよく見える、あなたの個性が最も表現されている写真であることが必要です。

できれば宣材写真専門のスタジオで撮影してもらうことが望ましいです。もし難しければ、近所の写真スタジオでも構いませんから、プロに撮影してもらうことです。

写真スタジオの金額は1万円程度~3万円くらいまでかなり開きがありますが、無理に高いところで撮影する必要はありません。若いうちは容姿がどんどん変化しますので、少なくとも半年に一度は撮影する心構えが必要です。料金はホームページに必ず記載されていますので、無理のない範囲で選びましょう。

写真スタジオ選びの基準

近所にある写真スタジオでは4カットくらいしか撮影してくれないところもありますので、それは仕方ありません。しかし、宣材写真専門のスタジオを選ぶには次のことが条件になります。

  1. 全身、バストアップをできれば各20カット以上は撮ってくれるところ
    初心者が宣材写真を撮影する場合、60カットくらい撮影しても使える写真は数枚あれば良い方です。特に撮り始めは緊張しているのでほとんど使えないことがあります。たくさん撮影して選ぶのは基本中の基本です。
  2. データをCDやDVDに焼いて、直接渡してくれるところ
    スタジオによってはデータをスタジオが保管して、サムネイル写真(一覧)を渡され必要なカットだけプリントするところがあります。これは撮影だけでなく、プリントでも稼ごうというスタジオの戦略で、確かにきれいには仕上がりますが、料金が1枚千円近くするところもあり、全く無駄です。また、急に必要になった時、スタジオに依頼しては間に合わないことがあります。必ずデータを渡してくれるところにしましょう。
  3. 着替えができるスタジオ
    撮影の衣装を決める時に迷うことがあります。また、撮影してみないと衣装が自分に合っているか分からないこともあります。雰囲気を変えて撮ってみたくもなります。そのため、途中で着替えができる事は重要です。ホームページに明記しているところが良いでしょう。
撮影の時に気をつけること

スタジオの背景色を聞いておこう

撮影の時「ホリゾント」と言う背景になる大きな紙を使います。その色を事前に聞いておきましょう。背景が薄ピンクなのに衣装が薄ピンクだとしたら、目立たないだけでなく体型が見えなくなってしまいます。レオタードも同じです。白バックで白いレオタードはほとんど無意味です。事前に確認して衣装を決めましょう。

体型を隠そうとしすぎないこと

体型に自信のない人(ほとんどの人がそうです)は、体型を隠そうとします。たとえばウエストが太いと思っている女性はウエストが隠れるような衣装を選ぼうとします。身長が低い人はとても高いヒールを履いたり、斜め上からの写真を好みます。これらは大体逆効果です。
写真を見る側はプロですから、あなたのコンプレックスを逆に見抜いてしまいます。自分の悪いところを強調するようなものです。もっさりとした服装、極端におなかを引っ込めたり隠したりするポーズなどは好ましくありません。

衣装を選ぼう

自分が持っている普段着、またはレオタードで結構です。また、お友達から借りるのもありです。体の線がきちんと見えること。上下の色のバランスが取れていること。比較的体型のバランスがよく見えること。センスが良いことなどです。服装のセンスはあなた自身のセンスを物語るので、自信がなければ服装のセンスが良い人に見てもらいましょう。

ヘアースタイルに気をつけよう

一番多いパターンは、額を隠してしまうことです。おでこが広い、ニキビがある等の理由で額を隠してしまう人が多いのですが、審査する側はあなたの顔を見たいのです。また、額を隠すと顔全体が暗くなってしまいます。影の部分が多くなるからです。顔が大きい、あごが張っていると言う理由で、顔の幅を狭く見せるために、顔の両側を髪で隠してしまう人もたくさんいます。写真を撮ってみれば一目瞭然ですが、逆効果で顔の印象が重くてもっさりした印象になってしまいます。ぜひ気をつけましょう。
そんな事をするくらいなら、撮影する角度を考えた方がよほど見栄えの良い写真が撮れます。

メイクに気をつけよう

スタジオで撮影する場合、照明が非常に明るいので、かなり濃くメイクをしたつもりでも、後から見るとスッピンに見える事があります。ナチュラルメイクで濃いめが理想です。最近はやりのチークが真っ赤なリンゴ少女みたいなメイクは、一歩間違うとダサい印象になりますので気をつけましょう。基本はTゾーンを明るく、シャドウの部分を暗めにして、立体感を出す事です。

体型を良く見せるため

女性で一番多いのがウエストを細く見せたい人です。しかし、ウエストを実際に細くする事はできないので、逆に胸を大きくした方が効果的です。ブラジャーにパットを何枚入れても反則ではありませんので、胸が大きく見える事が効果的です。胸とウエストの差が大きくなれば良いという事です。男性では太っている、痩せていると言う事でオーバーシャツを着る事がありますが、あまり成功した例を見た事がありません。
レオタードの場合、身長が低い、足が短い等の理由で高いヒールを履く人がいますが、それよりもハイレグ気味のレオタードにした方がよほど効果的です。恥ずかしいかもしれませんが、審査する側は全く気にしていません。ストッキングは足をきれいに見せる魔法の道具ですから、ぜひ使う事をお勧めします。

リラックス

とても難しい事ですが、力んでしまうと体型が汚くなりますし、無骨な感じになります。できるだけリラックスして力を抜いたポーズで撮影しましょう。顔の表情も過剰な作り笑いや口角の上げすぎは不自然な感じがします。
男性では「りりしさ」を出すために、きつい目線になったり、怒ったような表情で撮影する場合がありますが、「挑戦的」に見えるだけで、けんかを売っているのかな?と思われてしまいます。普段のあなたがよく見える。それが大切です。

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体型を隠してしまった失敗例です。服装のセンスも考え物です。

身長が低いため、ヒールの高い靴を履いており、かえって欠点を知らせる事になっています。

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ごく一般的なレオタード写真です。
ホリゾントの色とレオタードの色がくっきりコントラストを作りだしています。
残念なのは、胸とウエストの差が小さい事です。ウエストラインがシャープに見えません。
黒いレオタードは身体が締まって見えますが、同時に陰影がなくなるため立体感に欠けてしまいます。

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スナップ写真の悪い例です。少し年配の方ですが、若い方でも同じような失敗をよく見かけます。いくら何でも庭で物置はないでしょう…、と感じませんか?
良くあるのは「ふすま」をバックに撮影しているものです。
あなたのイメージを損ねるのは避けましょう。

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同じくスナップ写真ですが、上手な方が撮影している事が分かります。
このレベルならスナップ写真でも十分大丈夫です。
ライティングが左よりで、立体感を出しています。

写真を選ぶ時に気をつける事

写真選びは大切です。せっかく良い写真が撮れても、良くない写真を選んでしまっては意味がありません。

一番良い方法は、

PCのモニター上で先ずざっと選びます。ダメな写真は一目で分かりますから、それを除外します。

次に、使えそうな写真を全部プリントします。L判で結構ですし、自宅でプリントしても大丈夫です。それを全身、バストアップ、衣装ごとに分けてテーブルや床に全部並べます。すると、印象の悪い写真がはっきり分かりますので、それを除外していきます。

最後に残るのはたいてい数枚です。それを見比べて提出する1枚を決めましょう。

最悪なのはPCのモニター上で1枚ずつ見ていく方法です。他との比較ができませんから、どれが良いのかさっぱり分かりません。スマホのディスプレイなどは小さすぎて印象がはっきり分かりません。部分を拡大しても時間の無駄です。審査する側は第一印象で選びますので、とにかくぱっと見て良い写真である事が大切です。

これらが写真撮影の時に気をつけるポイントです。

アピールポイント

写真用紙の右上に「レッスン歴」と「アピールポイント」を記入する欄があります。ここには「バレエ〇〇年」「ジャズダンス〇〇年」「声楽〇〇年」などと書きましょう。

アピールポイントがないのに、無理して書く必要はありません。面接の際に突っ込まれる事もあります。できない事はやめましょう。

アピールポイントとして評価できるのは「機械体操」「新体操」など、アクロバット系の種目です。ミュージカルではバック転、ロンダード、バック宙、回転技が必要な場合も多いのです。その他、陸上競技、球技などでも得意な事があれば書いて構いません。ジャグリングなども良いと思います。

3.「応募票」

4.「応募理由(いわゆる作文と呼ばれているもの)」

これ以降については後ほど改めてアップします。

書類提出に際して気をつける点の続編です

5.歌と台詞の録音サンプル

これは履歴書・芸歴書、写真と並んで重要なアイテムです。あなたの事を知らない審査員に自分の歌や声を聞いてもらう事のできる大切な機会です。

歌の録音

これについてはいろいろな「伝説」があるようです。私が聞いた事のある範囲では「四季の曲でないと落ちる」「四季の有名俳優、女優さんが歌っている曲は恐れ多いので歌ってはならない」などたくさんあるようです。しかし、どれも意味のないものばかりです。四季の曲でないと落ちるのなら、ヴォーカルのクラシックコースを受験する人がクラシックを歌ったら落ちてしまいます。また、ポップスを歌ったら必ず落ちる事になります。私はこれまで四季の曲以外で何人もの生徒を合格させました。それは間違いでしょうか?

また、四季の有名な方が歌っている曲を歌えないなら、代表的なナンバーはほとんどの曲が歌えなくなってしまいます。これもまた、四季の有名なナンバーで生徒が合格しています。

強いて言うなら、四季のナンバーを歌うと審査員が「この人はこんな役に向いているな…」と想像が付きやすいので、四季の曲をレパートリーに持っている方なら歌った方が良いのではないか…、と言う事です。

とにかくあらゆる伝説やしきたりがあるらしいのですが、それは全部と言っていいほど間違いです。選曲に当たっては気にしないで良いと思います。

次に、受験する方は「落とされる」心配をしますが、それは無意味です。オーディションを行う側の立場に立って考えるとすぐに分かります。舞台に立てる力のある人、または、近い将来舞台に立つ実力を獲得できそうな人が必要だからオーディションを行っているのです。需要があるからオーディションを行うのです。決して「落とすため」ではありません。実際に合格して舞台に立っている人がたくさん存在する訳ですから、あなたが不合格になるには「しきたり」を守らなかったからではなく、なんらかの不合格になる理由があったからです。

合格しない理由は様々です。芸歴から見て戦力になると思えない。写真を見て演技者としてふさわしくないと感じる。歌のサンプルを聞いて1年後に戦力になるとは思えない。この様なネガティブな理由だけでなく、似たようなタイプの俳優女優がすでにたくさん在籍している。現在欲しいキャラクターと一致しない。ダンサーはたくさんいる。歌い手はたくさんいる。芝居はできるが歌えない、踊れない人はできるだけ欲しくない…、などオーディションを行う側の理由もたくさんあります。

必ずしもあなたに問題があったから合格しないと言う訳ではありません。十分な準備と最大限の努力をして、それでも合格しなければ次回挑戦すれば良いのです。

選曲について

ヴォーカルコースとダンスコース、演技コースでは選曲の基準が全く異なります。

ヴォーカルコースでは、自分の良い点や良い技術をできるだけアピールできる曲を選曲するべきです。自分の容姿や声のキャラクター、音域、技術を考えて、「ミュージカル俳優として最もふさわしいと思える曲を選びましょう。オーディション用に練習できていない新たな曲を選ぶのは良くない選択でしょう。十分に練習できていて自信のある曲にしましょう。

ダンスコースでは、実際のところ歌の上手な受験者は数少ないのが実情です。皆さん、ダンスのレッスンは受けるけれど、歌のレッスンを十分に受けている方は決して多くありません。必然的に全体のレベルが下がります。
ダンスに自信があるのなら、歌が少しでも上手く歌える事がチャンスを作るかもしれません。ダンスの上手な方はたくさんいます。その中で歌が上手であれば大きなアピールポイントになります。難しい曲でなくても、丁寧に歌えばチャンスはあります。

演技コースはこの中間だといえます。やはりある程度歌が聴けるレベルでないと厳しいでしょう。もちろん、先に書きましたが「容姿に自信がある」「体格に自信がある」「特技がある」などの優位性があれば良いのですが、それでも歌が上手いのは大切な事です。

どのコースにもいえる事ですが、クラシック以外は外国語の曲を避けるのが賢明です。聞き手に伝わりやすいようにきちんと歌うべきです。また、四季風にと言っても、四季のCDをそのまま真似すれば良い訳ではありません。あなたが練習した事が生かせれば良いと考えて下さい。

大切な事ですが、選曲する時は曲の最初から歌わなくても大丈夫だという事を知っておきましょう。時間が1分程度ですから、途中をカットしたり、歌い始めを曲の途中からにする事も可能です。あなたの歌や声の良い部分が引き出される部分を1分くらいに凝縮して録音しましょう。特に、イントロは2小節くらいにしましょう。イントロを聴きたいと思う審査員はいませんから。

ただ、気をつけなければいけないのは、曲の途中でいったん止めて、それから違う部分を歌う事です。また、1分の中で違う曲を歌う事です。これは論外ですので、曲の途中や歌い始めをカットするにしても、違和感を感じないようなつなぎ方にしなくてはなりません。

次に、ヴォーカルコースを受験する方は、伴奏してくれる人がいないからと言って「アカペラ」(無伴奏)で歌うのは避けるべきです。歌がとても下手に聞こえますし、ピッチを安定させるのが非常に難しくなります。ヴォーカルコースと言って受験するなら、歌のレッスンをきちんと受けている、歌や音楽の知識が十分あることが大前提です。

ヴォーカルのポピュラーコースで受験する方は、「ポピュラー」だからと言ってJポップやロックなどで良い事はありません。「クラシック」に対する「ポピュラー」であって、一般的なポピュラーソングと混同しない方が安全です。ミュージカルの舞台に立てると言う事を知ってもらうために、ミュージカルナンバーを歌うのが基本です。

バンドのヴォーカルをやっていた、カラオケが得意だ…、では合格のハードルは高いでしょう。しかし、これまでにそう言ったやり方で合格した方もいるでしょうから、絶対に無理とは断言できません。できるだけ、と言う事です。

録音に際して

写真の時にスナップ写真は避けた方が良いとご説明しましたように、歌の録音はできるだけ良い音質で行いましょう。特にヴォーカルコースでは録音の質に注意しましょう。

最近はカセットテープを使う事がほとんどありません。いったんデジタル録音で聞き慣れると、カセットで録音した音は雑音の塊に聞こえるでしょう。音も歪んでいて、オーディションの書類審査に提出するにはふさわしくありません。

次に録音方法を手軽な順にご説明します。

スマホのボイスメモ機能を使う

ほとんどのスマホには録音用のアプリがインストールされています。それを使って録音し、

  • メール添付してPCに送るか、PCと接続してコピーする
  • DropBoxやiClaudにアップしてPCでダウンロードする

いずれかの方法でパソコンに保存します。それをCDに焼けばできあがりです。

ただし、スマホの録音機能は会議や会話の内容を保存したり、思いついた事をメモするくらいの用途ですので、録音の音質はかなり良くありません。また、ほとんどのスマホは「モノラル録音」で「ステレオ」ではありませんので、立体感や奥行き、部屋の響きが失われます。

ICレコーダーを使う

ICレコーダーはいろいろな種類の製品、いろいろな価格帯の製品が販売されています。それらは2種類に大別できます。7.000円位を目途に、それより安い価格帯の物はほとんどが、スマホのボイスメモ程度の機能です。会議の録音や取材用に使われます。録音形式はmp3で、スマホと同じです。データを圧縮しているので、生の声とはかなり印象が異なります。また、小さい音は聞き取りやすく大きく、大きな音は歪まないように小さくして、音量を一定にする機能が使われています。声の音量を変化させても、録音された時にはまるで変化のない歌になってしまいます。表現力のない歌です。

おおよそ7.000円より上の価格帯の物は「PCM録音」に対応していて、生に近い音色と音量変化で録音できます。これらには「mp3」形式で録音する機能も付いていますが、必ず「PCM」録音、保存形式は「.wav」で行って下さい。良い音質で録音できます。

どのICレコーダーでも、データをいったんPCにコピーして、「書き込みソフト」を使って「音楽CD」形式でCDを焼きましょう。それでないとCDデッキで再生できない可能性があります。

スマホ、ICレコーダー両方とも、イヤホンジャックから変換プラグを使ってMDデッキに録音する方法がありますが、どちらも携帯用なので出力が小さすぎて、とても小さな音でしか録音できない可能性があります。現在、MDデッキを持っている方は少ないでしょうし、ある程度の知識がないと録音が上手くいく可能性が高くはないので、あまりおすすめする方法ではありません。

スマホ、ICレコーダー、MDデッキのどれで録音しても、歌と伴奏の音量バランスが悪ければ意味がありません。伴奏がとても大きくて歌を消してしまうような事です。テストで録音してみて、バランスが悪ければ直して、聞きやすくなるまでトライしましょう。何度も書きますが、サンプルはとても大切です。

どの方法でも、録音したMD、焼いたCDを必ず実際に再生して確かめましょう。CDの場合は焼いたPCではなく、「CDデッキ」「ラジカセ」などで再生できるか、音量は足りているかをチェックしなくてはなりません。再生できなければ、書類審査にとおりませんし、努力は全て無駄になります。

PCを使う場合、「波形編集ソフト」を使うとより一層良い品質になります。これを使うと、

  • 余分な部分をカットできる
  • 雑音を除去できる
  • 音量が大きくできる

これらの利点があります。

レコーディングスタジオで録音する

お金はかかりますが、一番確実できれいに録音できます。本格的なレコーディングスタジオでなくても、バンドの練習用スタジオで「レコーディングパック」を用意しているところがたくさんあります。深夜でも録音できる場合があります。金額はスタジオの規模や内容によって変わりますので、インターネットで検索してみて下さい。ただし、ピアノ伴奏までしてくれる訳ではありませんから、ピアノ伴奏で録音する場合はピアニストを用意しましょう。

伴奏で便利なのはカラオケです。カラオケボックスで伴奏を録音する事ができるらしいです。(私は使った事がありません)キーも変えられるので便利だそうです。また、有名な曲ならiTunesにもあります。カラオケをCDに焼いたら、そのままレコーディングスタジオに持ち込みます。カラオケを先に録音して、その音を聞きながら録音します。(多重録音と言います)この方法なら何度でも録音し直す事が可能です。また、上手くいかなかった部分だけを録音し直す事もできます。歌と伴奏のバランスもスタジオのエンジニアが程よく調整してくれます。

録音機材のある場所で録音する

スタジオはお金がかかりすぎますので、録音機材を持っているところで録音します。探せば、お友達の中でもバンドをやっていて録音できるよ!と言う方もいるかもしれません。ただ、歌を録音しなれているかは別です。

私のレッスンスタジオでは、多重録音の機材を使ってレコーディングスタジオとほぼ同じ事ができます。素人の方が聞いてもスタジオ録音と区別ができないレベルです。仕上げは「波形編集ソフト」を使って行います。ご希望によってはピアノ伴奏をする事も可能です。料金などについてはレッスンプランのページをご覧下さい。

台詞の録音

基本的に歌の録音と同じ方法です。同じ時に録音すれば、CDに焼いたりする最終処理が簡単です。気をつけたいのは歌と台詞の音量が極端に違わないようにする事です。

台詞の選び方

長さは1分以内であれば30秒や40秒であっても大丈夫です。審査する側は長く聞いても採点は変わりません。でも、極端に短い物は避けましょう。

できれば戯曲(演劇の脚本)が良いのですが、ドラマや映画の台詞でも構いません。台本、脚本のたぐいは書店においているところが少ないので、図書館に行きましょう。図書館には結構たくさんおいてあります。たぶん一度しか使わない本を買うのはもったいないですから。

台詞を選ぶ時にシェークスピアなどの古典を選ぶ方が多いのですが、私はお勧めしません。なぜかというと、文語体の台詞はほとんどの方が話し慣れていないので、上手くしゃべる事ができません。

できれば現代劇で、通常の口語体で書かれた台詞が良いと思います。

1分に近い台詞(長ゼリ)はめったにありません。台詞と台詞の間に相手の台詞が挟まっていても問題ありません。その部分にちょっとした間を挟んで録音しましょう。

どうしても台本が見つからない場合、「詩」でも良いと思います。演劇経験がない方は戯曲を見つける事さえ困難だからです。ただし、女性が男性の言葉で語る詩、男性が女性の言葉で語る詩を選ぶのは避けた方が賢明だと思います。自分が話しやすい言葉で話す事が良い結果を生む前提条件です。

これ以降は、またアップします。

書類提出に際して気をつける点のラストです

6.伴奏用楽譜・台詞台本

これは書類選考に合格して予選を受験する時のためのものです。

伴奏用楽譜

録音した曲と同じものを提出します。知識がない人は、ただコピーしただけの譜面を送りがちですが、下の例のようにどこからスタートしてどこまで歌うのかを、ピアニストが分かりやすいように書き込みましょう。この例は曲の途中から始めたものです。1分以内に収まるようにカットしていますが、その部分もはっきり書きましょう。歌い終わり、伴奏の終わりも分かるように書き込みます。

レッスンの際に先生から注意を受けたメモなどは、コピーして修正テープで消してから、再度コピーし書き込みをします。2枚以上になる時は必ずテープで貼りましょう。つまり、伴奏してくれる方が見やすいよう、使いやすいように心遣いをするという事です。それは結果的に、自分が歌いやすいという事につながります。書類提出時はA4サイズの角2封筒を使用しますので、譜面は上下に決して折らないで下さい。ピアニストが譜面をめくれなくなります。

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台詞台本

下の例1にあるように、ただコピーしたものを送る方がいます。

例1

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例2

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例2はA5サイズの原稿をA4サイズ、つまり2倍に拡大しています。余白の黒い部分もカットしています。どこからどこまでしゃべるのかも書き込んでいます。

こう言った気遣いは、審査する側にとって非常に良い印象を与えます。ミュージカルは究極のチームプレーですから、他者を気遣える事はチームに参加できる大切な条件なのです。

7.返信用封筒

いよいよ最後です。

返信用封筒は2通用意するように指示されています。使用する封筒はA4サイズの「角2封筒」です。封筒の宛名の面(表)に、自分の郵便番号、住所、名前を大きめに書きます。名前の後に「様」をつけないで下さい。「行」と書くのが礼儀です。

470円分の切手を2通分買い、必ず左上に貼り付けましょう。

赤い色のサインペンやボールペンで、封筒の上下に大きく =速達= と書きましょう。スタンプがある場合はそれでも結構です。

角2封筒に同じサイズの角2封筒は入りませんので、上下半分に折って入れましょう。

全部用意が終わったら、チェックリストを見て、提出漏れがないかどうかをくれぐれも確認して下さい。もし足りないものがあったら、これまでのあなたの努力は水の泡になってしまいます。

ここまで考え得る事はほとんど全部解説したつもりです。ただ、これは一つのやり方であって、自分のやり方が決まっている方は無理に同じくする必要はありません。「できるだけ確実な方法」を解説しました。どうか参考にして下さい。

この方法は、他のオーディションでもほとんど同じです。応用してみて下さい。

とても長い解説でしたが、お読みいただいた皆さんのご健闘をお祈り致します!

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